- GSに流用可能なフロントフォークは?
- 一般論としては、大改造を前提にするならば、どんなフォークでも装着することは可能です。
ここでは、外観を維持しながら、ボルトオンか若しくはそれに近い状態で装着することができ、なおかつノーマルのフェンダー、ホイール、ブレーキ周りを使用できるもの。そして、なによりも確実な性能向上が実現するものを前提とします。
現代のフォークと比較して、GSシリーズに使用されているフォーク(これはGSに限らず、80年代前半ころまでのほとんどの車両について)の決定的な欠陥は、スライドブッシュがなく、インナーとアウターが直に接していることから、フリクションが多く、また、長期間の使用により、主にアルミ製のアウター内側が偏摩耗してしまうというものです。
顕著な症状としては、下り坂のブレーキング中にギャップに乗った場合(峠道では日常茶飯事ですよね)に、ブレーキングによる側圧でインナーとアウターが張り付いたような状態になり、ギャップに対応したストロークができなくなってしまうというものです。
これはもう、性能云々、整備云々という問題ではなく、スライドブッシュがないという構造的な根本問題です。
そこでお勧めするのが、国内仕様の1100カタナSRのフォークです。
これは、上下ともにテフロンのスライドブッシュが装備されており、外観的にもANDFがなく、GSのノーマルフォークとほとんど同様なのです。
GS1000の場合は、インナーチューブ径が37mmと同じため、そのままボルトオンでき、周辺パーツもそのまま使用できます。
ただ、全長が約30mm長いため、ノーマルの車体姿勢を維持するためにはその分だけ突き出さなくてはなりません。すると、フォークトップがハンドルに干渉するので、ハンドルブラケットに市販のハンドルアップスペーサーを装着して、ハンドルを持ち上げてやる必要があります。
1000に関してはこれだけです。
GS750の場合は、インナーチューブ径が36mmですので、そのままでは装着することができません。
これを解決するためにはふたつの方法があります。
1. 1000のアンダーブラケットとトップブリッジを使って装着するというものです。中古品でうまく入手できれば、これが一番簡単かつ確実です。
2. 750のアンダーブラケットとトップブリッジを37mmにボーリングするというものです。まあ、これも取り外して加工屋さんに依頼するだけのことですから、大差はありません。
これによって、フロント周りの安定感、剛性感の向上はもとより、フリクションの少ないスムーズな作動を味わうことができます。
私も、このフォークを装着していますが、交換した時の印象は、「うわっ!全然違う!!」「でもこれが普通だよねっ!」という感じでした。比較すると、ノーマルの抜けきったリアサスをオーリンズなどに交換した時の感動を上回るものです。
費用対効果という面からも、大変効果的なモディファイになると思いますので、もし、興味がおありなら試されてはいかがでしょうか。
By まめしば(クラブメンバー)
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